中学生以上から社会人の方まで幅広く参加できるクラスです。
基本稽古
基本稽古では、突きや蹴りを何度も反復して技を磨きます。一本一本、集中して同じ動作を繰り返すことで、身体を鍛え、集中力も同時に高めることができます。稽古を続けているうちに自然と忍耐力を身に着けることができます。
移動稽古
基本稽古で習得した突きや蹴りを移動しながら繰り出すのが「移動稽古」です。重心の移動を意識しながら、突きと蹴りの連携やバランス感覚を身につけることを目指します。移動稽古は主に前屈立ち、後屈立ち、騎馬立ち、組手立ちで行います。
移動稽古のポイントは、移動した後に棒立ちにならないようにし、進む際には頭の高さを一定に保つことです。また、突きや蹴りを繰り出すときには一瞬片足になるため、その際に体重をしっかり支えられるよう、片足スクワットなどを取り入れて足腰を鍛えましょう。
型稽古
新極真会では組手を重視しつつも、型も同様に重要視しています。型の稽古を通して、力の強弱や技の緩急、呼吸の調整といった組手と共通する要素が鍛えられます。型を続けることで、全身にしなやかなバネが生まれ、バランス力も高まり、総合的な身体能力が向上します。前屈立ち、後屈立ち、騎馬立ちでの安定性を保ち、動作をスムーズに行えるように体の運用を磨いていきましょう。
ミット・サンドバッグ稽古
基本稽古や移動稽古で覚えた技を組手で実際に活かすために、突きや蹴りを使ってミットやサンドバッグを打つ稽古があります。ミットにはさまざまな形があり、それぞれの目的に応じて使い分けがされています。たとえば、当てる部位が狭いパンチミットやキックミットは、正確な位置に技を当てる練習に適しています。一方、持ち手の全身をカバーできるビッグミットは、突きや蹴りのコンビネーションやラッシュを存分に行うことができ、スタミナの向上にも効果的です。
ミットやサンドバッグは、このほかにも多様な練習方法があり、目的に応じて柔軟に使えます。師範や指導員の指示に従って、さまざまな稽古法に取り組み、技を磨いていきましょう。
組手稽古
ここまで習得した技術を、実際の攻防で試す稽古が組手です。組手では、技術、体力、そして精神力といった「心・技・体」がすべて求められるため、総合的な力が鍛えられます。極真空手には「空手の命は組手にあり、組手の命は基本にあり」という大山総裁の言葉があり、すべての稽古が組手に向けた準備だとされています。
組手稽古を行う際には、安全を確保するために拳やスネ、金的にサポーターを着用し、少年部にはヘッドガードも装備させます。また、組手は基本的に新極真会の大会ルールに沿って進めますが、指導内容に応じて特定の技だけに制限したり、変則的な組手も行われます。